社長ご挨拶

「心」「技」「体」を極める/次代を見据えた商品開発

代表取締役社長
内出 覚

私は、会社をどんどん大きくしたいという気持ちはあまりない。この30年間やらせてもらって気づいたことは「竹林経営」というものです。竹はどんな自然環境に対しても柔軟に対応できる力を持っています。裏を返すと根がしっかりと張っている、ということで、そう簡単には折れません。まずは会社の根っこを大きく張ることが第一だと考えます。どんな社会環境、経済環境であっても、萎れても起き上がるような柔軟さを持った経営をやっていきたい。それが最終的に社員の幸せにつながると思っております。社員の幸せをつくりあげるためには、やはり高いスキルを持った社員が大勢いる、ということが大切。そういう社員をつくりあげるためにも「心・技・体」を強く持ち、最終的には、社員 が自分の子供をこの会社で働かせたい、そう思ってもらうことが究極だと思っています。

当社では、7年ほど前から「致知」という月刊誌を使い、木鶏会という社員教育のプログラムを導入しております。方向性としては、あくまで人間性の教育であり、本に書かれていることを自分なりに読解し、さらに感想についてお互いに述べ合います。その皆が発する感想の中から良いな、と思うところを感じ取り、自分に活かすという学び方です。人の欠点は拾いやすいのですが、良い点を見つけるのはなかなか難しい。しかし実はこれが人間性のスキルアップに役立つのです。そんなことからこれを継続していきたいと考えております。次に技能検定についてですが、一番のきっかけはリーマンショックです。事実、仕事が半分になってしまい、このような状況が続けば大変なことになるわけです。し かし社員それぞれに高い技術スキルがあれば、世間の受け入れ方は相当違うと思いました。どこに行っても通用するような技能士の資格があれば、自分の身を助けることができるし、またそういう社員が一人でも多ければ、わが社のスキルも当然上がる、そう考えました。取得に関しては会社が全面的にバックアップしており、これは現在も変わりません。

人間の基本は信頼です。信頼(トラスト)という言葉を社名にしたことで、どこに行っても信頼される「商品」を作っていきたいと思っています。わが社のベースは信頼。周囲の方々に信用していただけるよう日々、頑張っていくことが一番だと考えます。

さて、30周年にあたり、業務分野のすそ野が広がりました。メディカル系への参入です。新しい挑戦であり、昨年暮れから具体的にチャレンジをスタートさせました。これも技術力あってこそ!だと思っております。背景には、これから日本はますます少子高齢化社会となります。高齢者の方々が少しでも長生きできるような社会づくりに貢献できれば…とういう気持ちからです。これまでの分野に加え、新しい足がかりとして。軸足をメディカルの方にも置き、次のステージに向かってさらに前進していきたいと考えます。